グラスウェア―タイムス20220101

新年のご挨拶 2022

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

組合員の皆様、そして関係団体の皆様の弥栄を祈念しつつ、新年を迎えました。本年が皆様方にとって佳き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

さて、昨年は続くコロナ禍の中、ゴルフ松山英樹選手のマスターズ大会優勝、東京ヤクルトスワローズの最下位からの日本一など、スポーツ界での明るい話題がせめてもの救いとなりました。組合員諸兄姉におかれましては、1964年以来二度目の東京オリンピック・パラリンピックの開催と日本選手の活躍にも心躍る日々を過ごされたことと拝察いたします。

オリンピックの歴史とともに子どもの頃を思い返してみますと、酒、醤油、油、清涼飲料、牛乳など、すべてが硝子瓶で、しかも瓶を販売店に返却するとなにがしかの小銭がもらえて、それが小遣いになったり、お使いの駄賃になったりしておりました。当時は「リターナブル」などという言葉もなく、ただ「使ったものは洗って返す」という、家庭や近隣社会で当たり前の習慣であったように記憶しております。

昨今、SDGs(持続可能な開発目標)として17のゴール、169のターゲットが示され、国際的な取り組みのなか、わが国でも政府主導でさまざまな試みが進行しておりますが、硝子のリサイクル性の高さを訴え、環境にやさしい材料として、硝子の有用性についての啓蒙活動を進めてまいりますことも、私ども東京硝子製品協同組合に課された使命のひとつでありましょう。

本年も引き続き厳しい状況が予想されますが、組合員の皆様と手を携え、知恵と力を結集して難局に立ち向かっていきたいと考えております。この一年が皆様方そして硝子業界にとりまして新たな光満つる年になりますよう、ぜひ皆様のお力添えを願いまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

株式会社マルエイ

代表取締役 縣 直紀

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